Amazon.co.jp 雑誌「ジョージ」編集者がとらえた、ジョン・F・ケネディ Jr. 最後の最も充実した数年間。
地方検事補としての仕事よりも、むしろ社交生活のほうで名の知れたジョン・F・ケネディJr.は、34歳にしていまだ人生を模索していた。変化が訪れたのは、1995年のこと。彼がアメリカの政治を大胆にとりあげた「ジョージ」という遊び心ある名前の雑誌を創刊したときのことだ。それから4年以上にわたり、彼はこの雑誌と雑誌が代弁する理想に情熱を注ぎ、変貌を遂げていった。
この変化を間近で見ていたのが、「ジョージ」が創刊号される数か月前に編集・執筆に加わったリチャード・ブロウだ。共に過ごした4年の間に、彼の上司であるケネディJr.は甚大なる挑戦を続けた。高リスク事業の着手、有名人としての社会的プレッシャーとの闘い、そして結婚生活の始まり。ブロウの目を通して、私たちはケネディJr.という人物のさまざまな面を知る。政治家や権威に歯向かう恐いもの知らずの反逆者、結婚のお祝いをくれた同僚たちに感謝の手紙を丁寧に送る紳士、伝説的な一族の遺産問題で攻撃の的となる息子、そして、いかに困難な状況にあろうとも自分のビジョンに忠実であり続けるリーダー。
ブロウが簡潔かつ好意的に描くこの複雑な男の姿は、感動的である。ときに優美に、ときに追い詰められながら、そして常に莫大な遺産の重荷を背負いながら、ケネディJr.は自身の真価を発揮していったのだ。(Book Description)